難聴とはどういう障がいかご存知でしょうか?
私も息子を出産するまでは詳しく知りませんでしたが、息子の難聴を機にいろいろと勉強をしております。
今回は、難聴の基礎知識をお伝えしたいと思います。
聞こえのしくみについて

耳は、外耳(耳介〜外耳道)・中耳(鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管)・内耳から成り立っています。
音は耳介で集約されて、外耳道を通り鼓膜を振動させます。
その振動が耳小骨により大きな振動へと換わり、内耳の蝸牛中にある神経細胞(3万〜4万の有毛細胞)を刺激します。この有毛細胞が振動を電気信号へと変換し、聴神経から大脳へ、その信号が伝えられます。大脳に伝わった時に、音が聞こえた、と認識する仕組みになっているそうです。

耳ってすごく複雑なつくりになっているんですよ
難聴の種類
外耳から中耳までを「伝音系」と呼び、伝音系に障がいがある場合は「伝音性難聴」と呼びます。聞こえ方は音が小さく聞こえ、補聴器を付けて音を大きくすれば聞こえます。
内耳から大脳までを「感音系」と呼び、感音系に障がいがある場合は「感音性難聴」と呼びます。
聞こえ方の特徴として…
・音が歪んで聞こえる
・補聴器を付けても健聴者と同じようには聞こえない
・小さな音は聞こえず、大きな音は響いて聞きづらい
・高い音が聞こえづらい
ちなみに両方が合わさった「混合性難聴」もあります。
息子は先天性の感音性難聴です。
先天性の難聴の大半は内耳の蝸牛に原因がある感音性難聴が多いそうです。
難聴の程度
程度 | 聴力レベル | 聞こえの程度 |
健聴者 | 25dB未満 | 囁き声 |
軽度難聴 | 25dB以上〜50dB未満 | 静かな会話 |
中等度難聴 | 50dB以上〜70dB未満 | 普通の会話 |
高度難聴 | 70dB以上〜90dB未満 | 大声の会話 |
重度難聴 | 90dB以上〜 | 大声でなんとか感じることができる |
息子は50〜60dBの中等度難聴です。
聞こえの程度として「普通の会話」は聞き取れるので、裸耳でも普通の会話をしていると振り返ったり反応はしています。
ですので「本当に難聴があるのかな?」と思う時がたまにあります。
まとめ
難聴について学んだことをまとめてみました。
引き続き難聴について勉強し発信していきたいと思います。
拙い文章ではありますが見ていただけますと幸いです。
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